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【シナリオ製作】3分間の短編ドラマ「ハンカチ」

3分間の短編ドラマ「ハンカチ」って何?

 

と、思われた方もいらっしゃるのでは??

こちらですが、前回ブログ短編ドラマ「恋」のシナリオがちょっとだけですが、

「よかったよ」と、お声を頂戴しまして(喜)

今回も3分間の短編ドラマを作ってみる事にしました。

 

 

テーマは「ハンカチ」

 

シナリオライターの技の一つで“小道具”があります。

シナリオライターは小道具を使って、状況や情緒やシーンを伝えます。

今回のテーマは「ハンカチ」です。

ハンカチから伝わる情緒を感じてください。

 


タイトル:かーちゃんは日本一

 

人物:中畑剛(10) 本編の主人公

   中畑清美(43) 剛の母

   山田太郎(10) 剛の同級生

   佐藤重徳(48) 剛の担任

 

○北山小学校・中

 

   4年2組と書かれた看板がある。山田太郎(10)とその仲間二人は、

 

逃げる畑中剛(10)を追いかける。

 

山田「おい!逃げるな!待てよ剛!」

 

   山田は後ろから畑中の肩を掴み、振り向いた顔を殴る。

 

畑中「痛っ!やめてくれよ」

 

   涙目になりながら、ハンカチで鼻血を拭う畑中。

 

山田「剛の奴、殴るといつもこのボロボロのハンカチを出すんだ」

 

   山田は大笑いし、仲間二人に同意を求める。

 

山田「そーいや、来週は親子参観だったよな。

 

剛の家はとーちゃんいなかったっけ?飯は弁当屋の残りモノ?寂しいよなー」

 

   畑中は山田を睨みつけ、その場を離れる。

 

 

○ 畑中家・中・夕

 

   夕日が沈んでいく。時計は6時を指す。畑中が帰宅する。

 

畑中「ただいま」

 

   リビングから駈足で畑中清美(43)がやってくる。

 

清美「剛、遅かったわね?何してたの?」

 

   畑中の顔のアザに気づく清美。

 

清美「アンタまたいじめられてたの?」

 

   ハンカチを握り締める畑中に気づく清美。

 

清美「そのハンカチまだ持っているの?ボロボロじゃない」

 

   畑中に手を差し伸べる清美。

 

畑中「うるさい!今日は晩御飯いらないから!」

 

   清美の手を振りほどき、大声を立てる畑中。

 

   ちゃぶ台に置かれた弁当を一目見て、奥の部屋に入る畑中。

 

 

○同・奥の部屋(夜)

 

   時計は2時を指す。畑中はもぞもぞと起き出す。

 

畑中の声「トイレトイレ」

 

   部屋を出ると清美が内職をしている、畑中は時計を見る。

 

清美「剛、起きたの?お腹空いていないの?」

 

畑中「大丈夫」

 

清美「痛い。また指で針指しちゃった」

 

   畑中は部屋に戻り、清美の部屋を眺める。

 

 

○北山小学校・中

 

   黒板に「親子参観日」と書いてある。教室内に親達が入ってくる。

 

   佐藤重徳(48)が笑顔で迎える。

 

佐藤「今日は親子参観日です。皆さん、ご両親へ作文を書いてきましたか?」

 

   クラス全員が「はい」と返事をする。その返事の中で、

 

   山田は一際大きな声で返事をして、嫌味に畑中を睨みつける。

 

清美「(小さな声で)つよしー」

 

   教室内はクスクスと笑い出す。畑中は唇を噛み締める。

 

佐藤「では、我こそはと一番に作文を発表したい人はいますか?」

 

   畑中は目を瞑り、大きく息を吸って返事をする。

 

畑中「はい!」

 

佐藤「おっ、では、畑中君から読んでください」

 

  畑中はゆっくり立ち上がり開口一番に声を上げる。

 

畑中「オイラのかーちゃんは日本一!」

 

   教室中がザワつく。清美は目を丸くする。

 

畑中「オイラの家には、かーちゃんしかいない。とーちゃんは一年前に家を出ていった。

 

 とーちゃんがいなくなってからうちは貧乏になった。でも、とーちゃんはお酒を飲んだ 

 

 らオイラを叩くから、とーちゃんの事は大嫌いだ」

 

   畑中は少し間を置いて

 

畑中「とーちゃんに叩かれて血が出ると、かーちゃんはいつもハンカチで顔を拭いてくれた。

 

 オイラはそんなかーちゃんのハンカチが大好きだ。優しいかーちゃん…いつもありがとう。

 

 家にお金がなくてもいい。毎日遅くまで働かないでもいい。

 

 かーちゃんがいてくれたら、それでいい。オイラ寂しくなんてない…寂しく…」

 

   畑中は涙を流し俯く。教室内から小さな拍手がなり、だんだんとその拍手の音が大きくなる。

 

   佐藤は笑顔で「うんうん」と頷く。

 

清美「つよし…」

 

   畑中は後ろを振り向き涙と鼻水を流しながら、

 

   ニッコリと笑顔で清美にピースのポーズで応える。

 

ここまで。

 


いかがでしたでしょうか??

 

この長さで役3分のドラマとなっております。

400文字原稿で6枚です。

 

400文字の制約の中で物語を作り出すのは、ある意味、長編を作るより難しいです。

このシナリオっぽいブログをこれからも作っていこうと思います。

 

長々とありがとうございました。
   

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